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なんみんのーと 入管は家族を引き離すことに努力している 2005/9/7

先日、支援者から聞いて、この日なら入管に行けるかもしれないと思い、先日久々に入管に行ってきました。私の時間が限られていて、面会はできませんでしたが、第一目的の「要望書と署名を渡す」ことができ、第2目的の当事者に会うこともできました。

何か、というと難民ではありませんが、それぞれの自治体が「夫はオーバーステイの外国人だけど、書類をそろえたから、結婚を認める」とされたカップルなのに、結局はオーバーステイ等の理由で強制退去令が発布され、西日本入管に収容されています。
しかし、彼らの生活基盤やどこに住むかという意思は「日本で彼女とともに」あります。日本人の妻たちも一様にこの日本で一緒に生きていきたいという意思が硬く、仮放免のときの保証人にもなっています。

支援者は彼らの意思を確認した上で、聞き取り調査を進めてきましたが、慢性的な病気を持っている人もあり、長期的な収容に耐えられない人が出てきそうで、今年4月にあったような事件が繰り返されないかと心配です。
そうならないように医療的な面でもっと確実な診療、開かれた診療が行なわれるように要望し、また、早期の仮放免を実現する行動を起こすことになりました。

この日、入管に対して署名用紙は私も事前に友人に会ったときに署名のお願いをぼつりぼつりとしてきましたが、集まったのは360筆以上でした。3分の1以上が、彼らの奥さんのもとで集められた署名でこのことは、入管の存在を支援者の周りの人以外に知らせるという結果になっています。

奥さんたちは、こういうことが起きない限り、日本の人たちは入管の実態どころか、存在さえ知らないと思うと話しておられましたが、まったくそのとおりです。
当事者たちはこの日、入管から「在留資格の禁止」という理由で仮放免は考えられないと言われたのです。
今まで務めていた会社などに勤務できないということなのかと思っていたら、「夫婦として暮らすこと」(配偶者としての在留資格)が認められないということでした。

「彼が日本にいられないのなら、なぜ私たちは結婚できたのか、その町にいっしょに住んでよかったのか、よくわからない。日本に(行政の横のつながり的な)一貫性がない」。


つまり、「在留資格なし」と書かれた外国人登録証を婚姻届を出すときなどにも提示しているということで、本人らはもちろん市民課サイドでわかっているということです。
入管が彼女たちのことをそれぞれの奥さんだと認識しているにもかかわらず、仮放免したら、在留資格取得のために動くことを懸念した。つまり、それはオーバーステイの男性とは結婚するなと暗に言っているような感じです。
いまどき、何を言っているんだ。
この人と生活をともにしたいという自然な男女の結びつきを「在留資格があるかどうか」ではかるなんて、前近代的な考え方です。
人々は自由な意思で誰にも邪魔されず、結婚することは、憲法で保障された権利です。その権利を誰も奪い取ることができない。
入管がその時点で指し示すことは、彼らの意思を尊重してどうしたら日本で暮らせるかを考えてやれるような役所にならないといけないのではないかと怒り心頭に達しました。

入管がそれを行なわないのは、「外国人は……」という差別意識があるからです。いや、差別行政であるからです。
その差別行政でもって、外国人を不法者扱いにでき、土日の面会や運動などを禁じ、それぞれの居室に閉じ込めて監禁状態にあっても、監禁とは思わず、収容に耐えうるだけの医療でもって重病者になろうと、仮病扱いし、被収容者に医療の権利を与えない。日本に引き続き在留したい意思を持っているが強制退去令が出ている人には大勢の職員でもって抵抗できないように取り囲んだり、す巻きにして追い返してしまおうとする。
何度も言うようですが、これが「私たちの意思」なんです。税金をこのことに使うようにしているのは、私たちの意思なんだと思います。
入管は私たち日本人と治安を守っているんだと二言目には言いますが、外国人同士、また日本人との夫婦の結びつき、家族を引き離して何が日本人を守っていることになりますか。個人としての尊厳を尊重しない国の機関の存在は憲法違反だと思います。

支援者として、署名活動をし、少しずつでも西日本入管に持っていって渡すことになりました。
皆さんのご協力をお願いします。
署名をプリントアウトして、ご友人家族に署名をお願いしていただき、以下に郵送、FAXをお願いします。

 RINK(すべての外国人労働者とその家族の人権をまもる関西ネットワーク)
〒540-0026 大阪市中央区内本町1-2-13 ばんらいビル602 Tel: 06-6910-7103

日本人を配偶者とする被収容者の仮放免を求める署名

以下は署名用紙といっしょに提出した要望書です。ご参考に。

長期被収容者の仮放免を求める要望書

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